とらにゅー

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今からでも遅くない!社会人から始める世界史の勉強法はこれだ

巷では世界史がブーム。

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確かに自分も世界史の教養はあるべきだと感じていて、少し前に3ヶ月ほどインドに仕事で行っていたとき、インドの成り立ちとか知っておいた方がよいな、と感じました。

 

当然実務を遂行するスキルや知識は重要だけど、相手との信頼関係を築くためには、バックグラウンドとなる歴史を知っておくべきだなと思います。


ここ数年自分に火をつけたのは間違いなくこの2冊。

 

仕事に効く 教養としての「世界史」

仕事に効く 教養としての「世界史」

 
世界史の極意 (NHK出版新書)

世界史の極意 (NHK出版新書)

 

 


自分は理系で、覚えることの多い世界史は避けて生きてきたため何から始めてよいかちんぷんかんぷん。

 

30もすぎたサラリーマンが、イチから、いやゼロから勉強するためには何をしたらよいのかまとめてみました。 

 

1. NHK高校講座

「社会人の私に高校講座を受けろだろ…」、と侮ることなかれ(笑。

いろいろな手段を模索してきたがこれが一番わかりやすい。

 

眞鍋かおりさんともう一人のアシスタントさんがタイムトラベルを通じて世界史の重要事項を学んでいくという番組構成。

 

各地の各時代における重要事項を一通り学ぶことができます。年間通してやっているので節目のタイミングで始めると効果的。

 

NHK高校講座 | 世界史

 

オススメな点は以下の3点。

 

  • 映像による記憶へ定着度の高さ

なんといっても映像。視覚と音声による説明は記憶に残りやすいです。

 

  • 一回の放送時間が短い

一話の放送時間が20分と短くみやすい。社会人は何かとまとまった時間が確保しづらいですしこれは助かる。

 

  • 放送の最後に各回のおさらいがある

各回の最後にその日の重要事項をおさらいしてくれるので何を学んだかがわかりやすい。

 

2017年の放送計画はこんな感じ。各時代を満遍なく取り上げています。大体毎年

http://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/sekaishi/T_2017_sekaishi.pdf

http://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/sekaishi/T_2017_sekaishi.pdf

 

変に小難しい本を読むくらいならこの番組を見る方がよっぽど時間効率がいい。

 

NHKというと堅苦しいイメージ、というか偏見を持っていたけど、いかにわかりやすく世界史を視聴者に届けるか、スタッフの情熱を感じます。

 

2. 漫画

高校講座で興味のある時代があれば、漫画で是非知識を補いたい。

物語に起伏を持たせるために脚色はあるものの、その時代の空気感は学べるはず。

 

ここでは自分が読んだおすすめの5冊をご紹介します。

 

漫画なので全て史実かというと多分に作者の解釈やフィクション性も含まれていると思いますが、当時の空気感や時代背景の理解に役立ちます。

 

どの作品も単なる歴史モノにとどまらず、エンターテイメント性に加え、哲学や教訓があり、物語に厚みがあります。

 

ヴィンランドサガ【中世ヨーロッパ】

 千年期の終わり頃、あらゆる地に現れ暴虐の限りを尽くした最強の民族、ヴァイキング。そのなかにあってなお、最強と謳われた伝説の戦士が息子をひとり授かった。トルフィンと名づけられた彼は、幼くして戦場を生き場所とし、血煙の彼方に幻の大陸“ヴィンランド”を目指す!! 『プラネテス』の幸村誠が描く最強民族(ヴァイキング)叙事詩、堂々登場!

 

北欧を中心とした西暦1000年頃のヴァイキングの物語。

 

殺人や奴隷が当たり前、力こそ全ての時代において力強く生きる主人公が描かれています。

 

この作品は何と言ってもセリフがかっこよく、心が奮い立たせられます。

 オレもそうなんだよ。
オレもオレの主を選ぶ。
オレの主はオレがついていきたくなるような男であるべきだ。

 

 


キングダム【古代中国】

 時は紀元前――。いまだ一度も統一されたことのない中国大陸は、500年の大戦争時代。苛烈な戦乱の世に生きる少年・信は、自らの腕で天下に名を成すことを目指す!! 2013年、第17回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞!

 

これは言わずもがなですね。アメトークでも取り上げられた人気作品。


後の秦の始皇帝と大将軍を目指す二人の物語。なんといっても中国は戦国時代がアツイ。日本の戦国時代も好きですが、中国は規模が違います。一度よみはじめたら最後。徹夜は必至です。

 

たくさんのキャラが出てきますが、脇役に至るまで丁寧に描かれていて、男なら胸が熱くなるシーンがてんこ盛り。

 

 

達人伝【古代中国】

 『蒼天航路』の王欣太が中国の戦国時代を描く! 時は戦国末期、まさに天下を征服せんとする虎狼の帝国・秦に対抗すべく立ち上がったのは、荘子の孫・荘丹。文武が苦手で大ボラを吹くばかりの荘丹が、強大な秦を打倒する術とは? きらびやかな達人、侠客、美女、熱くたぎるドラマに、老荘思想のエッセンスをこめた渾身作!!

 

キングダムと同じ時代を描いた達人伝もオススメ。

 

キングダムが秦の目線で中華統一までを描くのに対して、達人伝は秦に対抗する人々の目線で描かれており、同じ時代でありながら異なる視点、解釈で楽しめます。

 

同じ作者だとどちらかというと三国志を題材にした蒼天航路の方が有名ですが、あまり有名じゃないこちらの作品をあえて取り上げてみました。

 

ヒストリエ【古代ヨーロッパ】

ヒストリエ(1) (アフタヌーンコミックス)

ヒストリエ(1) (アフタヌーンコミックス)

 

 舞台は紀元前。奴隷の身分にありながら、豊かな教養と観察眼、判断力、そしてそれらを駆使して行動を起こす度胸を兼ね備えた、不思議な青年・エウメネスがいた。あの偉大なる哲学者・アリストテレスの逃亡を助けたりしながら、彼が目指していたのは、「故郷」と呼ぶカルディアの街……。のちにアレキサンダー大王の書記官となるエウメネスの、波乱に満ちた生涯を描いた歴史大作が登場!

 

アレキサンダー大王の時代の話。

 

登場人物は無名な人たちが多いため、展開が予想できずそれが逆に先を知りたいという欲求を刺激されます。

 

この時代のリアルな背景を表現するためか残酷な描写も多いので、苦手な人は避けた方がよいかもしれません。

 

ただ、ある程度耐性があればオススメです。自分的には同じ作者の名作の寄生獣より面白いです。

 

 

チェーザレ【中世ヨーロッパ】

チェーザレ 破壊の創造者(1) (モーニングコミックス)

チェーザレ 破壊の創造者(1) (モーニングコミックス)

 

 「私の母は娼婦――そして父は怪物だ」15世紀のイタリア、ルネッサンス時代。現代政治学の祖・マキァヴェッリに「理想の君主」とまで謳われながら、歴史の闇に葬られた英雄チェザーレ・ボルジア。争いに向かおうとする不穏な時代に、全ヨーロッパ統一という野望を抱いた男の戦いの物語。本邦未訳『サチェルドーテ版チェーザレ・ボルジア伝』(イタリア語原書)を精査し惣領冬実が描く、華麗なるルネッサンス絵巻!

 

世界の中心がイタリアであったルネッサンスの時代の話。

 

主人公は策士のイタリア人チェーザレ

イタリアの小説で有名な塩野さんの作品でご存知の方もいるかも。

 

ルネッサンスというと華やかないめーじもあるけど、一方で平民の暗い生活も描いており、当時の時代背景がよくわかります。

 

3. 山川世界史(高校生の教科書) 

詳説世界史B 改訂版 [世B310]  文部科学省検定済教科書 【81山川/世B310】
 

最後に世界史の教科書の定番、山川世界史。

 

コスパ最高で、重要な(と思われる。なんせ素人レベルですので苦笑)イベントが簡潔にまとまっています。

 

ただ、Amazonでも在庫切れが多く手に入りにくいので、近くの大手書店の方が入手しやすいかもしれません。

 

さいごに

歴史を知っていると仕事だけじゃなく海外旅行も楽しい。旅行の密度がグッと濃くなります。

 

皆さんの仕事や海外旅行に役立ちますように。

 

 ではでは